こらえる

自分の父親が20歳頃のときの話です。

将来の目的も何も定まらず、非行の道に走り、フラフラとしていた時期だったそうです。

どのように生きていくべきか?自問するけれど、答えが見つからない。そんなとき、近所の和尚さんのところへ行き、自分の生き方について相談したそうです。

そのとき、和尚さんは紙に一言だけ書いたそうです。

「忍」

そして、こう伝えました。

「心があっちこっちにフラフラ動いている。そんな状態ではいけない。心の上に刃を置く。やりたいことがあれば、忍、つまり、こらえることだ」

その言葉で父は考えが変わったようです。それから、自分の目標に向かい、仕事一筋でお金を貯め、自分の店を持ちました。
行きたい高校があれば、そこに行くための努力をしなくてはなりません。当然です。努力なしで、入れるほど高校受験は甘くありません。やりたいことをするためには、やりたくないことも「こらえて」やらなくてはなりません。

生徒面談でそんなことを話していて、昔父から聞いた話を思い出しました。

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