経験する夏

父の影響で4歳で僕は将棋を覚えました。といっても駒の動かし方、名前くらいのもので、遊び感覚で指していました。
小学生くらいからは、囲い方や戦術を学んでいました。
あまりのめり込むことはなかったのですが趣味は何かと問われると、将棋と答えます。

最近の藤井聡太四段の29連勝の影響であろうと思いますが、塾の生徒さんから将棋を教えてもらいたい。本を貸してもらいたいと要望があります。
将棋は、思考力・集中力・忍耐力、そして礼儀など学ぶべき点がいくつもあります。
できる限り要望に応え、多くの子供たちに将棋に触れてもらいたいと思います。

プロ棋士の方たちは、僕の数千倍将棋を指していますし、研究をしています。素人の僕では想像すらできない一手を簡単に指します。
また、何手先まで読んでいるのだろうと感動すら覚える読みをします。

ある局面を「経験する」ことが大切であると思います。そこから、どの手が最善手か考える、その手を感覚として身につけておくことが将棋が強くなるには必要です。
勉強にもこれは言えます。

一次関数の応用問題を入試本番に「初めて見ました」ではいけません。「解いたことある!」という状況になっていなければいけません。
そして、求めるべきx座標をaとすると、y座標は・・・というように考えを膨らませていくことが必要です。
解いたことがない生徒さんは、きっと入試本番でも解けません。
最初はできなくても構いません。それを学習するのが塾です。経験することが大切です。
多くのことを夏期講習で経験してもらいたいと思います。

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