気づく力がとても大切であると感じます。
例えば、Yuki ( ) a student. ( )に当てはまるbe動詞はisです。
この問題ひとつとっても、
Yukiは単数だから、be動詞はisと気づくことが必要です。
次に、Ken and Tom ( ) late for school yesterday.
この問題では、主語がKen and Tomと気づく
さらに主語が複数の場合のbe動詞はareと気づく
yesterdayが過去を表す語なのでbe動詞は過去形にすると気づく
areの過去形はwereと気づく
たった1問be動詞を答える問題ですが、いくつかのことに注意を向けなくては正解にはなりません。
この問題を解ける生徒さんは、それらができています。反対に、残念ながら不正解になる生徒さんは、
「Tomが主語だからis」と考えてしまいます。
つまり、一部分しか見えていない。気づけていない。ということが考えられます。
文部科学省が全国の英語教育実施状況調査の結果を公表しました。
新潟県の中学3年生の英語力は全国ワースト2位でした。しかも、2年連続です。
塾で実際に指導していると、英語力の弱さというよりも、気づく力の弱さが根本にあるように感じます。
あれこれと早いうちから単語を覚えること、文法知識を身に着けること、これらももちろん大切です。それらに加え、気づく力を伸ばすことが大切であると感じます。
当塾では、すぐに答えを教えるのではなく、生徒さん自身にミスに気付いてもらう時間を設けています。この時間がとても重要です。
徐々に自分自身で気づけてくるようになります。
ただ単に勉強を教えるではなく、生徒さんに気づかせることが塾の役割であると改めて感じました。