公立高校入試問題を解いてみて

毎年公立高校入試問題を解いてみて感じることは、学校で扱わない問題が非常に多くあるということです。

 

英語においては、自由英作文が例年の1題から2題へ。配点も合計16点と割合が増えていました。

2題のうち1題で、どのボランティア活動に参加したいかその理由を書く問がありました。

理由を書く問題なので、Because~から書き始める生徒さんが多いですが、これは間違いです。why~?と聞かれた事柄に対してのBecause~は正しいのですが、それがない場合の文頭Becauseは正しくありません。

授業で初見で解かせると、模試の偏差値60以上の生徒さんでも間違って書いています。そもそも、間違いだと認識していません。学校で習っていないのです。

塾では、その理由や正しい書き方 It’s because ~  That’s because~  を用いた書き方を徹底させています。

 

また、国語の古文についても学校では深く扱いません。しかし、苦手としている生徒さんが非常に多い単元です。近年やや簡単になってはいますが、それでも50字の記述問題など練習をしていないと点数に結びつかない問題もあります。どういう点をまとめればいいのか、そういう練習を塾では繰り返しています。

古文に限らず言えることですが、語彙力が大切です。「なまじっか」という言葉が注釈なしで本文中に書かれていました。また、その意味がわからないと解釈に苦しむ重要な箇所で出題されていました。

 

問題を解いてみると色々なことを感じます。そして、来年・再来年の受験生たちに対してどういう対策が必要なのか検討していきます。

 

来年は3月5日、6日が公立高校受験日です。

 

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