受験を控えた子どもに親は何をするべきか?

受験まで残り僅かとなってきました。

保護者面談や三者面談を終え、志望校の最終確認、現状の位置、残りの期間で何をどのように取り組むべきかお伝えしてきました。

よく保護者の方から

「親は何をするべきですか?」

と相談を受けることがあります。それについて書いてみたいと思います。


受験生と接していると勉強に対して、どっしり構えている。気持ちが安定している。目の前のことをコツコツこなすことができる。

そういう生徒がいる一方で、常に不安を抱えている。不安定。なかなか集中力が続かない。

そういう生徒もいます。

全てがそうとは限りませんが、ご家庭でのお子さんに対する保護者の方の接し方の違いに原因があるように僕は感じます。

前者の場合、保護者の方がお子さんの決めたことを肯定している。励ましている。応援している。こういう特徴があります。

反対に後者の場合、志望校を否定する。無理でしょ?と辛辣な言葉をかける。努力を認めない。こういう特徴があります。

これは三者面談を行なっているとよりはっきりわかります。

受験勉強は自分との勝負です。

長期間黙々と勉強に取り組むことは、孤独なことでもあります。それは多くの14歳、15歳の子供たちにとって人生初めての経験です。

子供たちは少なからず不安を抱えています。

そこで、子供たちの1番の理解者である保護者の方の接し方、ご家庭でのサポートの仕方で大きく子供たちの気持ち、勉強への取り組み方も変わってきます。

ご家庭のサポート。

具体的には、子供の決めたことを応援する姿勢。肯定する言葉を多く投げかける。待つ姿勢。信じる姿勢。安心感を与える。大丈夫?よりも大丈夫!努力している姿を褒める言葉をかける。

こういう接し方が必要であると思います。

もちろん、親御さんの不安な気持ちもわかります。今のままで志望校に受かるのだろうか?努力が足りないのではないのだろうか?もっと勉強してほしい。

そういう言葉が出ることもごく自然なことだと思いますし、発破をかける意味で必要なこともあるだろうと思います。しかし、それが保護者の方の不満を発散する目的になっては意味がありません。


是非、肯定的な言葉をかけてもらいたいと思います。

その意識・言葉が、養分となり力となり、春に大きな花を咲かせるはずです。