先週・今週と2回に分けて中学3年生を対象に模擬試験を実施しました。
今、その採点業務に追われているところです。
実際に丸付けをしてみると新しい発見がいくつもあります。
・定期テストで比較的良い点数を取ってくる子でも、国語の記述の句読点の使い方が間違っている。
・「促成栽培」の「栽」を「裁」としている子が何人もいる。
・問題文の見落としがある(社会の記述問題で、ある問題文の指示を全く読んでいない子が数名いました)
・「専門」という漢字ミス(何という塾名の塾に通っているの?ツッコミたくなる気分です笑)
などなど色々ありました。
まだ伸びる部分がありますし、そうさせていかなくてはならないなと感じます。
そんななか、今回受験した全員が正解していた問題があります。
ある歴史上の人物の写真を見て、人物名を書かせる問題です。正解は、「坂本龍馬」。
32名受験しましたが、100%の正答率でした。
きっとこの問題は、どこの中学3年生でも答えられる子が多いのではないかと思います。
一方、日本の標準時子午線が通る都道府県名は?という問いに答えられない子もいました。
この2つの違いは、何かと考えていました。
坂本龍馬は、テレビ番組でもあの写真が時々出てきます。大河ドラマにもなっています。
生徒さんたちも目にする機会が多く、暗記しようと意識しなくても頭に入ってくるのだと思います。
それに対して、兵庫県明石市に日本の標準時子午線が通っているというのは、きっと中学2年生の定期テスト前でしか触れていないのだと思います。知識をしっかりと覚えている子は今日の模試でも書けています。
「坂本龍馬」のように何度も目にする機会をつくることが必要なのだと感じました。
先週受験した生徒さんですが、早速、模試で不正解だった問題を単語カードにまとめていました。
とても大切なことです。自分から目に触れる機会をつくる努力をすれば、次回出題されたときに正解できるはずです。
偏差値や志望校判定はまだ気にしないくていいです。受験後の復習の方が大切です。是非取り組んでもらいたいです。