冬期講習では普段担当しない生徒さんを指導することがあります。
先日は古文を教える機会があったのですが、やはり毎年苦戦する生徒さんが多いです。
その理由の一つとして、主語の省略があります。
この動作は誰が行ったのか?
この発言は誰のもので、誰に対して言っているのか?
そういったことに注意して読んでいけば、自然とおおまかな内容は読み取れるはずです。
反対に、うまく読み取れていない生徒さんは、上記の2点が徹底できていないです。
1か所読み間違えてしまうと、ボタンの掛け違いのように、よくわからない文章になってしまいます。
実際に今年3月の公立高校入試では、「これは誰の、誰に対する気持ちか」と答えさせる問題が出題されています。
古文は慣れが必要になるとよく言われますが、ただ文章を読むのではなく、上記の点を意識して読むと効率が良いと思います。そして、英語でも古文でも、音読練習が大切です。
年内は30日まで冬期講習を行っています。