こんにちは。夏期講習7日目です。
今日は社会の勉強方法について記したいと思います。
社会は覚えるだけだから・・とは昔からよく言われてきた言葉かなと思います。
暗記に時間をかければ点数が伸びやすい反面、「暗記すればいいだけだから、後にやっても大丈夫」と思われがちな科目です。
結局最後まで暗記していない受験生を何人も見てきました。
公立高校を目指す生徒たちには特にこの夏期講習で暗記に取り組ませています。
大切なことは取り組ませ方です。
ただ、暗記しようではなく、どのように暗記していくかが大切です。
暗記文章を覚える→暗記文章を見ながら問題をたくさん解く→文章を見ずに問題を解く
例えば、聖武天皇の頃の文化を天平文化という。東大寺内の正倉院に聖武天皇が使用した品が納められている。
このような文章を覚えてもらいます。
しかし、社会や歴史が苦手な生徒ほど暗記は嫌がります。
そこで、まずは問題を見ながらでいいのでたくさんの問題を解いてもらいます。ここの目的は、解ける感覚を持ってもらうことです。
そして、小さなことでも褒めます。
①聖武天皇の頃の文化は?
②天平文化は何天皇の頃か?
③聖武天皇が使用した品が納められている東大寺内の建物は何か?
④正倉院は何という寺院の中にあるか?
暗記が苦手でも文章を見ながられであれば解けます。みなさんスラスラと解いています。
目的は、解ける感覚を持つことです。
ここで感覚を掴んでもらえれば、少し時間が経っても、記憶に残っていることが多いです。
今度は文章を見なくても解けるようになっている生徒が多いです。
そして、解ける問題が多いと、意欲が湧いてきます。
そんなことを夏期講習では行っています。(上記のやり方は、偏差値40未満の生徒を対象に実施しています。学力に応じて、取り組ませ方は異なります。)
1カ月頑張れるかどうかで人生が変わる
(予備校講師 林修)