ミスの見える化作戦

今週は定期テストが返却されてきています。

塾の授業では提出してもらい、復習を行っています。

「この問題もう少しだったね」

「ここ正解できたのすごいね!」

という声が教室から聞こえてきます。

 

毎日のように自習室、朝学習と参加してくれていた中学1年生がいます。計算ミスやちょっとしたスペルミスが心配でしたが、ほぼミスなく本人も満足の点数を取ることできました!

勉強合宿で3日間×6時間数学に中心に取り組んでくれてた生徒さんがいます。

2年生の4月に数学40点台で入塾してきたのですが、今回79点!約30点アップです。しかも、平均点を大きく超える結果でした。

また同じく中学2年生数学で1年生最後のテストが70点台。今回91点!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の中2数学は非常に難しい内容でした。

難しい内容になると課題点もはっきりとわかってきます。

 

今回のテストを分析してみると、

応用問題への対応力が非常に深く問われている内容でした。

 

思い出せることができるかどうか

気づくことができるかどうか

 

これが本当に重要であると再認識したテスト内容でした。

 

例えば、今回の中2数学では1年次に学習する球の表面積の公式が問われていました。

今から9か月ほど前に学習した公式を覚えていられるかどうか。

また、グラフを読み取り速さを求める際に、

「速さ=道のり÷時間」を覚えているかどうか。

速さ=時間÷道のり」が間違っているということに気づくことができるかどうか。(実際に、このように間違えてしまう生徒さんが多かったです。)

グラフの1目盛りが1分ではなく10分を表していることに気づけるかどうか。

 

点数を取れている生徒さんは、上記のことがばっちりとできています。

点数が振るわなかった生徒さんは、公式の暗記が不十分であったり、グラフの読み間違いが目立つ結果でした。

 

改善していくためには、確認の回数を増やすことが必要です。

また、言葉だけではなく視覚化することです。ノートに大きく公式を書いたりし暗記させるように努めています。

 

さらに一歩踏み込んだ指導法を9月くらいから一部の生徒さんに試しています。今後広めていく予定です。

 

それは付箋を使用した学習法です。(自主学習でもできるものです。参考にしてください。)

 

例えば、現在進行形の形は「be動詞+動詞のing形」です。

このbe動詞を忘れてしまう生徒さんが時々います。

その際に、「be動詞忘れているよ」は塾講師の仕事になっていません。親でも言える内容です。

 

それを視覚化、見えるようにする。

つまり、生徒のノートに「be動詞+動詞のing形=現在進行形 ~している」と書いて説明する、目に見えるテキストを示しながら説明することで意識してもらうようを塾では指導しています。

それを更に一歩踏み込んで、付箋を使用し整理させるまで持っていくのが今回の作戦です。

忘れていた知識や解法を付箋に書く。

テキストでもノートでも普段よく使用するものに貼り、まとめておく。

ノートでの説明はその場では理解しても、時間の経過とともに忘れてしまうことが多いです。

絶えずどこをミスし、どの知識が欠けているのか把握する・意識する習慣が必要です。

その回数が増えれば、定着していくはずです。

何度も確認をし、もう大丈夫というレベルになれば付箋をはがす。とてもシンプルですがよい勉強法であると感じています。

 

 

 

少しでも点数アップに繋がってくれれば嬉しいです。

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