塾としての「厚み」

2019年3月、公立高校合格発表の夜、ある1人の生徒が電話越しで泣いていました。

残念ながら第一志望学科に不合格。普段、数学で絶対に点数を落とさないであろう問題が解けず、時間配分に誤算が生じ、焦りに繋がった。

この年は例年と異なり、大問2で正答率の低い問題が出題されていました。それにペースを乱されてしまったようでした。

 

その彼が、今春大学進学の年でした。高校1年生の頃から目標としていた超難関大学へ合格できたと報告してくれました。

そして、あのとき(高校受験時)の経験が原動力になり、いい経験になったと言ってくれました。

 

 

来年3月で塾を開校して10年となります。たくさんの生徒の色々な表情を見てきました。

笑顔や落ち込んだ表情や、嬉し涙や悔し涙もありました。

そういったことに毎日触れていると、塾としての「厚み」が増してきたかなと感じます。

 

「できる問題から解く」ということは10年前から言い続けています。

もちろん当時も熱意を持って伝えていたつもりですが、今思うと当時は言葉に「厚み」「重み」が少なかったかなと思います。

冒頭の彼のような経験を多くさせてもらったので、当然そうならなくてはなりませんが、その言葉に「厚み」が出てきた感じがあります。

そういった経験を今の生徒たちに伝えていくのが自分の使命であります。

 

 

10年やってきたから・・といった「経験」という名の座布団にどっしりと座ったような塾ではなく、生徒の成績を向上させるには何が必要か考え、そしてそれらをすぐに行動に移せるような塾でありたいと思います。そして、SORAが20年を迎える頃に、「2022年の自分の言葉は軽かったな」と言えるように向上心を抱き、塾運営できればと思います。

 

1年間ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

来年は1月3日(水)から受験対策、4日(木)から冬期講習が開始します。来年もよろしくお願いいたします。

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