こんにちは。
6月9日に通塾生のご家庭に保護者面談・三者面談の案内を郵送しました。
今年の夏期講習ですが、中学2・3年生を対象に実施します。
小学生・中学1年生で受講をご検討されていた方には申し訳ございませんが、ご理解をお願いいたします。夏休み期間中も通常授業はあります。
今年の夏期講習は、従来の夏期・冬期講習の進め方とは異なります。
本日はその理由について記したいと思います。
ご一読頂けると幸いです。
昨年までの夏期講習の進め方は「1科目1回90分×5回授業」でした。(他塾でもこのようなスタイルが一般的です)
長年このスタイルで行ってきましたが、年々2つの問題点を感じるようになりました。
①問題演習量が足りないことがある
1つは「問題演習量が足りない」ことです。
授業では講師がポイントを解説し、問題演習を行うことで理解の定着を図ります。
例えば中学2年生数学で連立方程式文章題を学習します。
そこには「代金に関する文章題」「速さに関する文章題」「割合に関する文章題」「整数に関する文章題」など出題パターンがいくつもあります。1つの出題パターンで10問、全部で4つの出題パターンなので合計40問、問題演習に取り組ませたいところです。しかし、90分という時間内では全ての問題演習に取り組ませることは不可能です。そのため、宿題で残りの部分は取り組んでもらうようになります。
ここで問題があります。家でもしっかりと取り組んでいる生徒がいる一方で、家ではどうしても取り組めない・授業の時はできたけれど、家で宿題をしようと思うとできない・・といった生徒もいます。演習量が少ないと夏期講習内で学習した単元はできるけれども、それ以外の問題はできていない。結果偏差値が上がらない・・ということに繋がります。
偏差値50(新津高校や万代高校普通科、新潟商業高校、新潟中央高校など)までは暗記をしっかりと行っていれば到達しやすいです。
そのためには、たくさんの問題を解くことが必要です。問題演習量を増やすことによって、「この問題を解いたことがある状態」へ来年の受験までに持っていく必要があります。
②受講料が高くなる
問題演習量が少ない→授業内で多く演習させるには、授業数を多く受講してもらう→授業料が高くなる
フランチャイズの個別指導塾では、夏期講習だけで〇〇万という現実的ではない請求があったというケースを耳にします。
また、当塾も含め個別指導塾では数学・英語の受講割合が高く、理科・社会・国語の受講率は低くなります。それは、「暗記科目だから大丈夫」と感じている生徒が多いことが原因であると感じます。しかし、実際には「大丈夫ではない」生徒もいます。
私の考えでは「暗記科目だからこそ塾で勉強した方がいい」です。
生徒の意志によりますが、暗記科目の学習を後回しにしているケースを多々見てきました。
江南高校志望者で受験直前冬期講習で江戸幕府の初代・3代・5代・8代・15代将軍の名前を答えられない。国語の漢字の暗記が不十分。
新津高校志望者で都道府県名と場所を暗記できていない。
これでは志望校は遠のいていきます。
しかし、数学・英語に加え、理科・社会・国語を塾で受講しようとなると、相当な金額となってしまいます。
問題演習量も十分で、より受講しやすい料金設定ができないか
このように考えることが多くなりました。
そこで今回の夏期講習では従来のスタイルを一新し、ご用意しました。定期テスト前勉強合宿や3月に実施した春期講習に近い進め方になります。
特長は科目による区切りなくし、5科目受講できます。そして、最大2,700分(45時間)塾内で学習してもらいます。
学習するべき内容や進め方は、志望校・模擬試験結果から経験豊富な講師陣がアドバイスします。
課題を解く→丸付け・添削→解説→類題演習(ここに徹底的に時間をかけます。)→理解の確認
暗記課題の配布→暗記→確認テスト→合格なら次の内容、不合格ならもう一度暗記
このような流れで進めます。
何とか偏差値を上げてもらいたい。志望校に近づく夏休みにしてもらいたい。
そのためにこちらもしっかりと準備をしたいと思います。