今日は当塾の授業の流れを紹介したいと思います。
中学生の英語です。
今年から中学生の教科書が変わりました。特に影響を受ける科目が英語です。
一番の変更点は単語が多いことです。普段からの勉強に対する取り組み方が今まで以上に大切になります。
①宿題の確認
前回の宿題でわからなかった問題、解けなかった問題がないかどうか確認をします。
×問題の解説と解き直しの時間を設けています。
ご家庭でも勉強に取り組んでもらいたいという考えから、宿題を必ず出題しています。量にすると5ページ分ほどになります。塾に来る前にササっと終わらせようと思っても終わらない量です。
そして、宿題忘れが続くと土曜日に再提出を義務付けています。
②先週の復習テスト
前回指導した内容が定着しているかどうかのテストを行います。
仮に忘れている問題がある場合、再度指導をします。
③単語テスト
単元にもよりますが、20~30題のテストを行います。当然ながら、スペルを正しく書けないと定期テストでは〇になりません。今年は教科書改訂により覚えるべき単語量が従来よりも約2倍になっています。
普段から覚える習慣が備わっていれば、テスト前に慌てて一夜漬けなんていうこともなくなります。
そして、この単語テストも不合格が続くと土曜日にもう一度塾に来てもらい追試を受けてもらいます。
「通ってもらうからには点数を取ってもらいたい」という想いから、暗記できるまで取り組んでもらっています。
④学校の授業の予習
ここからが授業の中心になります。当塾では基本的に学校の授業の予習を中心に行っています。
平均点を下回る生徒さんたちから、「学校の授業がわからない・・」という声をよく聞きます。塾の授業で予習をすることにより、学校の授業を受けた際に「ここ塾で習ったからわかる!」という感覚を持ってもらいたいという理由で予習を中心に進めています。
昨年度、保護者面談である話を聞きました。
「塾に通う前まで学校の授業がわからなくて、泣いていたこともあったくらいです。塾に入ってから学校の授業がわかるようになったと喜んでいます。」
“学校の授業がわかる→学ぶ意欲が出る→定期テストに反映する→より意欲が出る”こういった好循環になるためにも、まずは学校の授業をわるようにすることが塾の役割のひとつだと考えます。
⑤文法の解説・練習問題
各文法を講師が解説、もしくはタブレットを視聴してもらい、理解を深めます。そして、問題演習に取り組んでもらいます。
その場でできていない問題の解説や解き直しをしてもらいます。また類題を宿題でも取り組んでもらい定着を図ります。
⑥教科書本文の日本語訳・音読練習
主語・動詞・前置詞を意識させて、日本語訳の練習に取り組んでもらいます。日本語訳に戸惑う文では講師がヒントを与えていきます。
そして、音読練習に入ります。
高校入試の長文読解では、読むスピードが求められます。速く正しく読むためには音読が最も効果があると考えます。
⑦教科書本文の暗唱テスト
今年度から教科書本文の暗唱テストを行っています。
暗唱をすることにより、単語力・文法・速読力・スピーキング力など英語力を総合的に伸ばすことが期待できます。
暗唱テストも追試制度を設けています。家でも音読練習に取り組む必要があります。
このような流れで授業を進めています。
(当塾は個別指導塾です。一人ひとりの目的に応じて、内容を変更する場合もあります。
たとえば、「前回テストで文法は大丈夫そうだったから、教科書本文を重点的に進めよう」など臨機応変に進め方を決めています。)
追試や再テストなど生徒さんにとっては酷なこともあるかと思いますが、少しでも定期テストの点数をとってもらいたいという考えで各講師は授業を行っています。
実際に、高校生になった卒業生から「SORAで暗記した英単語が高校でも役に立っています」という嬉しい声を聞きます。
一生懸命に単語テスト勉強や宿題に取り組んでもらいたいと思います。
5月末から6月上旬にかけ各中学校で定期テストが行われます。万全の状態でテストに臨めるよう努力しましょう!