昨年11月の三者面談時にまだ志望校が決まらず、そのためか勉強にも身が入らない様子の受験生がいました。
一緒に志望校を考えると、残ったのは明訓高校。
問題に対してひらめく力、考え抜く力は十分。ただ、内申点が受験する生徒たちの中では低い。
B方式(併願受験)しか残されていませんでした。
取り組むべき点や方向性を示し、厳しい入試になることを伝え、やり抜く覚悟を聞くと、「あります」と一言。
次の日から、学校帰りに毎日6時間近く塾に自習に来ました。
そして、それが継続しました。
彼が他の生徒と違っていたのは、ご飯も食べずに取り組んでいたところです。
(一応申し上げておくと、強制はしていません笑)
脇目も振らずに勉強していました。
16時に塾に来て、22時に帰る。
2年生の頃からは信じられない熱意と取り組み方でした。
内申点の分をカバーするには当日点で点数を取るしかありませんでした。
そのためには徹底的に過去問練習。そして、明訓の出題傾向を分析した類題演習。
これを繰り返しました。
模擬試験の結果にその努力が現れたり、反対に奈落の底に突き落とされたり。
気の緩みがみられたり、また引き締まったり。
濃密な3か月間でした。
そして、2月7日(金)15時
合格発表の瞬間に立ち会わせてもらいました。
結果は、合格。
生徒の渾身のガッツポーズ。そして、保護者の方の安心した表情にもらい泣きでした。
結果は最高のものでしたが、それ以上にその努力・立ち向かう姿勢が素晴らしかったです。
本当におめでとう!
